自分を活かしながら、対人関係を良好に保つ生き方の出来る人。

 

「君子は和して同せず、小人は同じて和せず。」という論語が有ります。
協調性は重要ですが、主体性 ・ 個性を持っていないと、人は本当に理解し合えません。

 

しかし、個性を尊重するのが大切だと言って、個性が「我がまま」になっていたらはた迷惑です。 人は独りでは生きて行けません。よ〜く考えてみれば、お互いに周囲の人たちに、迷惑をかけ、掛けられ、助け合いながら生きている事に気付きます。

 

生きていると「押しの強い人」「自己中心的な人」に往々にして出くわしてしまいます。それが会社の上司だったり、得意先の担当者だったら・・・ (>_<)
でも、礼儀をわきまえ、信頼を得ることのできる対応をしていれば、そのうち認められる筈です。
しっかりした自分を造る=「自己確立」を心掛けながら、相手に対する思いやり=「自他共楽」を養うチャンスと思えたら、更に相手の反応を見るのが楽しみになれたら、『おぬしできる!』と思われるはずです。

 

少林寺拳法には、相手の攻撃に対して直接ぶつかる動作をせず、先ずは相手の力を頂いて、調和して、しかる後に自分の動作に相手を導く「押さば引き押せ、引かば押し引け」という極意が有ります。

 

修錬を続け、技が上手になるに従い、この極意を生活の中で活かす事が出来るようになり、
『 君子 』」の領域が少しづつ増して対人関係での悩みが減少して行きます。
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